2012/02/24高島屋、3年後ホーチミンに1号店出店決定!

百貨店大手の高島屋は２３日、ベトナムの進出を正式に発表した。２０１５年に、ホーチミン市中心部の大規模開発地区に第１号店をオープンする。成長著しいベトナムでの需要を取り込むのが狙い。
　第１号店はホーチミン市中心部の大規模複合ビル「サイゴンセンター」に、子会社の東神開発がショッピングセンター（ＳＣ）を開発、その核テナントとして出店する。売場面積約１万平方メートルで、ラグジュアリーブランドを含む衣料品から食料品までのフルライン展開を目指す。
　高島屋のシンガポール現地法人「タカシマヤシンガポールリミテッド」がベトナムに１００％子会社を設立。店舗はその子会社が運営する。シンガポールの店舗では、ベトナム人の来店客が多く、ベトナムでの需要が見込めると判断した。
　国内百貨店は、全国売上高が１５年連続で前年実績を割り込んでいる。一方、ベトナムは１０年の実質ＧＤＰ成長率が６．８％で直近５年間も平均７％と高い経済成長率を続ける。
　日本の流通大手では、コンビニエンスストア大手のファミリーマートやミニストップがホーチミン市に出店しているほか、イオンも１４年度中のＳＣ開発を計画している。